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【読了】はじめよう!要件定義 -ビギナーからベテランまで

はじめよう!  要件定義 ~ビギナーからベテランまで

はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで

一気に読みきりました。
要件定義って突き詰めればここに書いてあることで十分だと思います。
でも、簡単そうに見えて実際にこれだけのことができている所は非常に少ないと思います。

難しい言葉や難解な図で書かれていて、誰もゴールを共有できないようなドキュメントを「要件定義書」としてありがたがるよりも、最低限これを満たさないと、要件定義が「完了した」としてはいけないと思うのです。
結局、問題を先送りしていまいますし。後でやらなきゃいけなくて、手戻りを少なくしたいんだったら、今のうちに詰めて合意する必要があると思うんです。

これ、初めて要件定義をやる人には読んでほしい良書です。
やさしく、要件定義の本質をついてます。

僕は、システム開発

  • 開発言語やフレームワークに習熟する
  • テストをしっかりやる(テストコードをしっかり書く)

だけで解決するとは思っていません。

実装や開発言語も大事ですけど、それが物事を全て解決するとは思っていなくて、大体失敗するプロジェクトって要件があいまいだったり、仕様の考慮漏れだったり無視できない手戻りが多発して時間が足りなくて...ということだと思っています。
開発言語や開発手法に活路を見出そうとしても解決しないことの方が多いのではないでしょうか?
*1

「要件定義はできていて、あとは設計だけ」という言葉に泣かされたことのある人は読んでみてください。
ここに書いてあることが漏れている場合、リスクレベルを上げた方が良いでしょう。
直接要件定義に関わっていない立場の人も、ただ言われた通りにコードを書けばいいと思うのではなく、この辺りにも興味を持ってもらえるとスキルの幅が上がる筈です。
実装できて要件定義のツボを押さえている人、圧倒的に少ない気がします。実装技術だけでシステム開発は楽になりませんし、売上に貢献するのは難しいですよ...。


ユーザ企業側でベンダーに発注する立場の方も読んでいただければ、
「提出してもらったシステム開発の見積もりに幅があってよくわからないから一番安い所に決めちゃったけどできあがったものがなんじゃこりゃー」
ってことになりくくなると思います。*2


この本に書かれていることがシステムに関わる人の共通の認識になることを祈って。

*1:もちろん、早く動くものを見せる、とか手戻りがあっても対応できる時間を多く確保するために開発言語や開発手法は重要ではありますが

*2:自分たちだけでできないのであればできる会社と組んで要件定義すべきです