技術的負債を解剖する

InfoQの記事です。
技術的負債を解剖する

まぁ、内製がメインな海外は、ここでいう「技術的負債」って奴はめぐりめぐって
自分たちのところに帰ってくると思いますが。


日本の場合はSIer丸投げなユーザ企業が多くて、
そこのシステム開発は保守しやすさとかは二の次で
低い金額であることが喜ばれるでしょう。


そうするとSIerはコストカットの名の下に、いい加減なやっつけ仕事になりがちです。
ましてやデスマ案件だった場合、きちんとした設計なんて皆無でしょうし。
で、ちょっとした改修の為にレガシーコードと戦う日々が待っているわけです。


そのツケがユーザ企業の所に返ってくるかというとそんなわけも無く。
運用を請け負う会社に押し付けられるわけです。


ユーザ企業はお金を出すだけ。
出来上がるシステムの保守性なんてものには興味ない。
ある意味合理的なんでしょうけど、
システムの価値*1がわかった上でお金を払って欲しいものです。
まぁ、システム開発への投資とその回収が把握できていない(ものさしがない)ことが一番の問題なんですけどね。
ユーザ企業の情シスの力の見せ所でしょうか。

*1:機能要件だけでなく、保守性等の非機能要件